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投稿日:2006年8月19日
昭和の原風景、やわらかく包むような乳白湯 (白神矢立 湯源郷の宿 日景温泉)
お金はだいじだよ~さん [入浴日: - / - ]
55.0点
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松田教授の日本百名湯(ムック版)で紹介されていた温泉です。
子供の頃に来たことがあったとのことでしたが、あまり憶えていませんでした。
秋田県大館駅前からレンタカーで20-30分くらい。国道から脇道へはいり、車1台が通れるような林道をねけると、いかにも昭和30年代にタイムスリップしたような原風景がありました。小川、小さな橋、木造の温泉宿がありました。また、あたりには硫黄臭が立ちこめていました。
立ち寄りで400円。
廊下をギシギシならせて歩いていくと、ひなびた卓球台があり、、、私の、温泉=卓球というイメージは、ここのあったのだということを思い出しました。
お風呂は長方形の湯船(3mx4mくらい)と寝湯の内湯と、小さな露天がありました。まるで牛乳のような、ほぼ均一に濁った乳白色のお湯で、やわらかく包まれるような印象でした(幼児が気持ちいいーと言うくらい)。香りもただの硫黄臭というよりも、なごむようなやさしい香りの混じった独特な硫黄臭でした。湯口にコップがあり飲泉もできるようでしたので、、味は、ややレモネードと温泉をまぜたような味がするお湯でした。
露天はちょっとした庭の池風の湯船で、男女の内湯の間にあり混浴になっていました。お湯はややぬるめ。正面にみえる高い杉林が印象的でした。
入浴後はお湯が体に張り付くような感じで、いつまでも汗がひかないような印象でした。
昔は、ひょうたん型の湯船で熱めのお湯であったとの話をきいたことがありますが、現在は湯温が下がったのか?、、加温はしているとのことでした。(加水なし、塩素なし)
源泉、日景の湯。pH6.2。含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(含硫黄・硫化水素泉)。(mg/Kg) Na 2339、Mg 129.4、Ca 477.7、Cl 4777、SO4 30.9、炭酸水素 597.1、メタケイ酸104.8、遊離CO2 368.2、H2S 30.3。溶存物質 8863.0mg/Kg。41.2℃、加温。170L/分(動力)。
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