-
投稿日:2012年11月11日
大沢温泉 (大沢温泉 湯治屋(とうじや))
paw_pawさん [入浴日: 2012年11月11日 / 2時間以内]
55.0点
-
0 - 点
-
0 - 点
-
0 - 点
-
0 - 点
岩手の湯治キング、大沢温泉さん。もともとは湯治専門のお宿だったようですが、現在は高級路線の山水閣、茅葺屋根が渋い菊水館、そして本丸とも言える自炊部の三本立経営で、温泉村の様相を呈しています。アクセスは東北自動車道花巻ICから10分ちょいと好立地。相田みつをさんの筆による「ゆ」の看板が出迎えてくれます。
宿泊に関しては別の機会で詳しく口コミする予定ですので、今回はお風呂のレポートを中心にしたいと思います。
山水閣
豊沢の湯:山水閣に宿泊しなくても入浴できる唯一の湯で、冬場は窓が閉められますが、春から秋までは半露天で楽しめます。目の前の豊沢川の風景が借景になり、山水閣らしい高級感が漂う浴室です。深夜にも入浴したのですが、川のせせらぎだけが響く落ち着いた湯浴みが堪能できました。
菊水館
南部の湯:総木造りの内湯で窓が大きくあけられており、開放感もまずまず。ただそれほど大きな浴槽ではないので、夕食時間までは入浴密度も高く、結構な混雑ぶりでした。源泉は浴槽の下から投入されています。
自炊部エリア
薬師の湯:自炊部にある男女別の内湯です。小口タイルと石タイルで仕上げされた浴槽は昭和レトロの世界で、造られた時はかなりモダンで斬新な意匠だったように思います。同様の浴槽が二つあり、多少の温度差もありました。独特の不思議な雰囲気をもた浴槽でした。大沢村のなかでは一番空いていて、静かに入りたい方には穴場かもしれません。
かわべの湯:女性専用の露天風呂です。大沢の湯よりも小ぶりなようですが、混浴に抵抗がある方でもここなら安心して楽しめそうです。
大沢の湯:大沢温泉のシンボル的存在の湯です。豊沢川にせり出すように造られた露天風呂で、開放感も抜群。というよりも開放感がありすぎです(笑)。湯も透明な上にタオル巻きも禁止ですので女性にはかなり難易度の混浴状況でゃないでしょうか。20人は浸かれそうな大露天風呂で木橋や豊沢川の景色を楽しみながらの湯浴みは何度浸かっても飽きません。
湯は無色透明のアル単の湯で、どの浴槽も湯温は41~42度弱にほぼ統一されています。ほんわかとなにやら温泉臭も感知。高村光太郎をして「本物の温泉の味がする」と言わしめた源泉は、かすかではありますが確かに鉱物的な味がする名湯でした。肌なじみもよく体に負担のかからない泉質は長期の湯治にもピッタリではないでしょうか。7人が参考にしています
-