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投稿日:2009年9月14日
深い炭酸泉は良いが薄暗い雰囲気 (ニセコ薬師温泉旅館(閉館しました))
かとぅんさん [入浴日: 2009年9月8日 / 2時間以内]
33.0点
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44.0点
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11.0点
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22.0点
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0 - 点
ニセコの中でもちょっと辺鄙なところ。看板はたくさん出ているのですが、細い道を行かねばなりません。
旅館は古く薄暗い感じです。好みは分かれるでしょうねー。建物も暗くて怪しいですが、浴室がまた暗くて怪しい。まず男女別の炭酸泉の浴室は、展望は壁で覆われて何も眺めはありませんが、天井の換気窓から明かりが入ってくるのでそこそこ明るいです。コンクリート貼りでかなりボロい感じの浴室です。浴槽は深さが1m以上はあり、大人でも立って入る深さ。ぬるくて、弱黄色透明で鉄の味がしますが最も特徴的なのは炭酸の泡付きでしょう。雰囲気としては湯治場的な雰囲気もあり、ここは悪くないです。pH 5.6、蒸発成分2.15g/kg。Na-塩化物・炭酸塩泉。
混浴の内湯もあって濁り湯と書かれていますが、こっちは浴室に光がほとんど入らずかなり暗いです。泉質は男女別の浴槽の炭酸泉の鈍化してきたものと思われ、白褐色のぬるめのお湯が木枠の5m四方の浴槽にたっぷりと張られています。ここも深さがあり、立って入るくらいです。温度も低め。お湯はいいと思うのですが、非常に暗いので開放感も何もなく心細くなる浴室です。
お湯上がりにはお茶と茶菓子のセルフサービスがあります。茶菓子のお煎餅が湿っていたのは愛嬌でしょう。なお、無料で入れる露天風呂が駐車場の上にあって、草をかき分けること2~3分でたどり着きます。受付でも案内してくれますが、あくまで自己責任で入るようにと言われます。茶褐色の、完全に酸化したお湯です。相当ぬるく、木の葉っぱなど沈殿物も多く、基本的に手入れはされていません。植物を書き出したり掃除に手間をかけられる人でないと入れないでしょう。湯船の広さはかなり大きいです。
全体として、炭酸泉の男女別風呂は気に入りました。が、薄暗くて迷路のようでな館内、あまりに手つかずのような無料露天風呂。かなりワイルドな温泉に慣れた人向けのように思います。3人が参考にしています
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