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新千歳空港から室蘭行高速バスで約60分、登別東インターで温泉シャトルにすぐ乗り換えて約10分。
お風呂に近い西館に宿泊。お風呂への廊下には、昭和初期の旅館の写真があり歴史を感じさせます。パンフレットによると初代滝本金蔵さんが発見された湯とのことで、東北のお湯のような神話性・物語性は少ないようです(源氏の誰とか法師さまが見出したとかといった)。
お風呂は1500坪ということで、とにかく広いです。かと思ったら、下の階にもまだお風呂があり、またびっくり。連休のためか脱衣カゴがほぼ満員になるほどの人がいましたが、浴場がさらに広いので気になりませんでした。白濁硫黄泉が登別の1号泉かと思っていましたが、硫黄泉は1号乙泉とのこと。
1号乙泉は、内湯と露天にあり、加水で、逆に掃除もいきとどいているためか底に沈殿している湯の花がないため、他の施設と比べるとすこし薄い印象。
一方、1号甲泉は、対称的に透明泉ですが見た目からでは想像できない酸性(pH2とのこと)で、けっこうきます。
全部であわせて7種の源泉で、かなりの数の湯船があり、簡単に一回りするだけで小1時間、休み休みゆっくり入ると2時間くらいかかってしまいます。
個人的には、露天の金蔵の湯(14号泉)、加水なしのリョクバン泉に感動!しました。高温の源泉が、水車をまわし木枠の水路を通って、蝦夷松(?)の湯船にそそがれています。お湯は青みがかってわずかに濁りで、光沢のある短い湯の花がまっています。夕、夜、朝と少し色が変化しているようでした。
露天からは、地獄谷の異様な光景を真正面に見ることができ、これも最高。夜は静寂、朝はカラスが鳴く声が聞こえてきます。
いやあ、もう、こんなすごい温泉旅館があったとは。
今いちど落ち着いて眺めてみると、浴場にはタイル画があり、日高の馬、時計台、意味不明な鬼面と裸婦、これらもまた眺めていると面白っかたです。
(プール)連休で芋洗い状態。子供は楽しかったようです。
(お部屋)グッド。西館のお部屋から地獄谷が見えました。
(食事)バイキング、想像どおり。アスパラの天ぷらがグッド。
帰りは、なぜか道路通行止めがあり、迂回路への大渋滞で大変でした。1人が参考にしています