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日本三大渓谷の入り口にある宿。あしらいの上手な女将と朴訥なご主人がすごく印象に残った。貸し切り露天には2種の源泉が掛け流されており、薬師の湯は48.5度だが湯船に注がれるときは42から3度になっている。もう一つは、源泉2号で36度。PHが9.24と高く、ツルスベになる。美肌の湯といわれるゆえん。内湯はともに薬師の湯が使われており、掛け流し。自家源泉の湯である。
料理は地産地消を地でいっており、山菜が中心のいい味付けの物がでる。珍しいのは鯉のカルパッチョだろう。この宿ではじめて食べた。忘れられないのは糸瓜の酢の物。この地方の特産らしいが、コリコリとした食感が忘れられない。
部屋は清津川に面した3階だったが、静かで本当にくつろげた。宿からすぐに清津峡探索のトンネルの入り口がある。ゆっくり歩いて往復40分ほど。素晴らしい渓谷美が見られるのも、この宿に宿泊したものの特典であろう。減点は料理の間が空きすぎた点。途切れ途切れでなんとなく物足りない。これは仲居さんが地元のおばちゃんたちだったせいもあるだろうが…。7人が参考にしています