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湯けむり天使
湯けむり天使 温泉メダルをゲットしよう! さん のクチコミ一覧
件数:355件 平均点数:★★★  (3.4点)
男性/ 指定なし / 奈良
天然温泉のみならず都会の銭湯をも愛し、温泉により癒しを得る、根っからの温泉好き。少年時代より温泉好きは骨がらみ。多忙な日常の合間に湯けむり行脚、これまた格別。

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確実な進化に脱帽でございます  (クア武庫川)
湯けむり天使 温泉メダルをゲットしよう!     評価:評価なし  2008年 1月 19日
優れものの泉質を誇る温泉施設が老朽化してリニュアルがなされる場合、小奇麗で近代的な設備に生まれ変わる反面、貴重なかけ流しが取り止めになり、哀れ無個性な循環湯に様変わりして塩素消毒など施され、それこそ目も当てられない惨状と変わり果てながら、施設側に悪気はなく逆に変に誇らしげという悲劇が世の中には多々ございまして、個性的な泉質を誇ります「クア武庫川」様のリニュアルが如何相成るか、不安と期待におののきながら昨日入湯させて頂きましたところ、わたくしの不安は杞憂に過ぎなかったのでございます。

建物の外観こそ変化はございませんものの、内部は予想以上の改良がなされております。ロビーからして新築の雰囲気漂わせ、お祝いの花など窓際に並び、以前と男女の浴室の位地が逆になっていることに気が付きます。
内湯の主浴槽や個性的な三つ並ぶカランなど全て一新され、新築に等しい改良でございます。以前は男女の仕切り壁沿いに浴槽が並ぶ造作であったものが、現在は浴室中央に浴槽が並び、浴槽はジャグジー、ジェット、寝風呂、電気風呂など充実したもの。ボタンを押下して強烈な水圧で背中を刺激する類のジェットもあり、機能バスが好きなお方には充分満足のゆく設備となっております。浴槽に浸かりながら大型テレビを観賞できるという、親戚筋の「テルメ龍宮」型システムも健在でございます。

さて、この銭湯の白眉は、なんといっても露天エリアの源泉風呂でございましょう。その個性溢れる泉質の源泉風呂がなければほとんど存在感が無いほどに、ここの源泉風呂の泉質は異彩を放ちます。以前からわたくしはその源泉風呂の虜ではございましたが、今回のリニュアルで以前の三倍ほど大型化し、わたくしの認識では無意味と思われた循環濾過された透明な湯が張られた浴槽がなくなり、露天エリアでは源泉をかけ流した浴槽に一本化されたのでございます。
浴槽が大型化されたとは申せ、以前と同様に香ばしい土類が含有された芳香と塩味は寸分損なわれることなく潤沢にかけ流され、リニュアルされてからひと月にもならないというのに、岩の部分には温泉成分の固着が見られます。程なく床下には以前と同じく温泉成分が波打つようなコーティングが自然になされることでありましょう。余談ではございますが、この源泉に生麺を入れたものを茹でて食べてみたいという衝動をわたくしは抑えることができませぬ。
大型化により浴槽の湯量が増えたため、酸化が進行することにより以前と比較して茶色が濃くはなりましたが、体感的には変化なく、熱めの個性溢れる温泉が以前にも増して楽しめる設備に改良されたのは慶賀すべきことでございます。

この銭湯の長所、即ち個性溢れる天然温泉の泉質こそ売りであるということをを充分に認識なされ、長所を更に伸ばすことを主眼にリニュアルされた「クア武庫川」様にはまことに頭が下がる思いで、これこそ真っ当なリニュアル、確実な進化を実現されたことに敬意を表する次第でございます。
人工炭酸泉  (赤穂の湯 くらのすけ)
湯けむり天使 温泉メダルをゲットしよう!     評価:★★  2008年 1月 3日
赤穂市の千種川河口付近、赤穂市民病院から更に南へ進み、赤穂海浜大橋を渡ったところに位置する。瀬戸内海は目の前だ。尤も、赤穂御崎ほど風光明媚な場所ではない。
12月14日という赤穂浪士討ち入りの日にリニュアルオープンしたらしく、苦心の跡が伺えると言えないこともないけれど、本来スーパー銭湯と忠臣蔵とは何の関係も無いのが哀しいところ。一応建造物も城郭もどきを擬した造作になっている。赤穂というと忠臣蔵くらいしか宣伝材料がないので強引にこじつけるのもやむを得ないが、寧ろ私などは赤穂というと塩づくりを連想するので、海水を利用するなど塩湯をメインにすれば入浴施設らしくなるのにと思う。堺市にある湊潮湯みたいな施設なら好感が持てるのに。

入浴施設は平凡なもので、内湯には主浴槽として大型の人工炭酸泉と白湯(電気風呂)浴槽とジェットバスの類の機能バスが揃う。もちろん乾式サウナと水風呂もあり、ごく普通のスー銭並み。都会ではないので、規模は比較的小さなもの。
露天エリアには三つの壺湯と「千種の湯」とか「観月の湯」とか名付けられた二つの主浴槽、加えて寝湯の類。いづれも平凡で特筆すべきものはなし。二つの主浴槽にはそれぞれ大型テレビが備え付けられ、風呂に入りながらテレビを見るのが趣味の人にはよろしいかもしれない。私は一分たりともそんなところに入る趣味はないけれど。
それにつけても、ここの露天エリア、浜風に吹かれるためか冬季はすこぶる寒いので注意のこと。

このスーパー銭湯で評価できるとするならば、露天エリアにあるスチームサウナの一種の「漢方珊瑚風炉」と、内湯の人工炭酸泉ぐらいかしら。前者は後発だけあって、足湯状態に加え背中から湯が流れ落ちるシステムで悪くない。また、人工炭酸泉は全身の体毛に小さな泡が付着、比較的ぬる湯で長湯が可能なのも好ましい。とは申せ、神戸の灘水道筋温泉の源泉かけ流し浴槽に入浴した折に付着する泡などと違ってこちらはあまり有難みを感じないのは、非天然温泉で塩素消毒の湯だから仕方がない。

大晦日に利用したところ、かなり空いていた。大晦日は休日料金で880円、平日は780円ということらしいが値段は少々高め。バスタオルとフェィスタオル付き、剃刀・歯ブラシ備付けというのは健康ランド並みのサービスと言えなくもないけれど、天然温泉でもなく、赤穂の地域特性が何もない設備内容を鑑みれば、コストパフォーマンスは高くない。正直言って、このままでは苦しいと思う。

また、10月以降この施設のクチコミはまことに稚拙な広告投稿とおぼしき「組織票」とそれを揶揄する投稿により小さな「お祭り」状態、身から出た錆とは申せ、気の毒な現状ではある。
どの業界においても新聞への意見広告等、広告宣伝目的の一種の「組織票」は存在するのが実情だが、稚拙で露骨なのは逆効果という典型。
人工炭酸泉
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泉質に若干の変化が  (華の湯)
湯けむり天使 温泉メダルをゲットしよう!     評価:評価なし  2007年 12月 29日
源泉かけ流しが売りのこのスーパー銭湯は、私にとってはすっかりお気に入りであるが、私が訪問するのは平日の夜間ということも関係しているのかもしれないけれど、いつも空いているといった印象が否めない。温泉本来の姿勢を全うしているこの施設が営業上苦戦し、循環浴槽に大量の塩素を入れた露天の浴槽にテレビなどしつらえて、たくさんの入浴客を獲得している一般のスーパー銭湯を尻目に、私はごまめの歯軋りといった状態。スーパー銭湯経営の戦略としては、食事処や岩盤浴など様々なものがそろう施設を準備するのがよろしく、あまりに正直で本格派過ぎると哀しいかな、万人受けしないのだろうか。日本人が温泉好きなのは確かだけれども、文化的成熟度はこの程度なのである。

久々に檜風呂の方に入浴したところ、若干以前と泉質が変化したように見受けられた。私は石風呂の露天エリアにある自然石くりぬき風呂がお気に入りであるので、濃厚な湯をいつも堪能していたから余計に感じられるのかもしれないが、塩辛さが減り、苦味が増した感がある。檜風呂では一番泉質良好な樽風呂に浸かりながらも、やや泉質面で個性が薄れたように感じたのは残念。
尤も、日々味覚や芳香が異なるのはかけ流しの天然温泉である証拠であるので、ほとんど否定的意味合いはない。

温泉好きの方々には常連化しているだろうと思しき華の湯、私も「迷ったときには華の湯」といった利用の仕方である。この毅然とした方針のまま経営的にも成就してもらいたいと、部外者ながら切実に思う次第。悪貨が良貨を駆逐するのを見るのは忍びないから。
十津川では随一の開放感でございます  (癒しの郷 神湯荘)
湯けむり天使 温泉メダルをゲットしよう!     評価:評価なし  2007年 12月 25日
十津川温泉郷のうち、上湯温泉を源泉とする施設では「つるつる乃湯」という日帰り入浴施設がございますが、わたくしの嗜好に合いますのは、最果ての神湯荘なのでございます。まさに十津川最果ての地、山林・渓谷・清流・湯けむりの他は何もございません。
以前日帰りで「ランプの湯」に入浴した経験がございますが、現在は日帰り入浴客は河原露天風呂に限定されるようです。宿泊客専用の「水の神」「山の神」「ランプの宿」はそれぞれ情緒があってよろしゅうございますものの、開放感という面からは、河原の露天風呂が一押しであると申し上げざるを得ません。

入浴するには神湯荘の受付で料金を支払い、入浴券を持参のうえ河原の露天風呂のある場所まで戻るという手続きが必要で若干煩雑ではございます。露天風呂はほぼ河原と同じ高さに造られておりますので、洪水発生の折には浴槽が濁流にのまれる恐れなしとしません。浅めのかなり広い浴槽でここが男湯、女湯は二階の閉塞空間で、これでは女性が気の毒な状態、ゆえに事実上広い露天風呂は混浴状態で了承されており、勇気のある女人はどしどし入浴されればよろしゅうございます。道から見えるわけでもなし、混浴のハードルは低い浴槽かと存じます。

上湯温泉の源泉はかなりの高温泉であり、通常そのままでは入浴不可能ですが、この露天風呂は広いために入浴に適した湯温に人手を加えることなく自然に冷却されるという好都合、この絶妙な湯温で源泉100%の良泉を心ゆくまま堪能できるというまさに温泉好きには至福の状態を味わえます。頭を岩にもたれかけながら身を浸し、清流の向こう側に迫る山裾と立ち上る湯けむりを眺めますと、浮世の憂さも晴れようというものです。熱さを感じれば、あまり褒められた行為ではございませんが、すぐ側を流れる清流に身を浸すという野生的振る舞い若しくは狼藉も悪くはございません。ただ、冬場にこれを行いますと、清流の冷たさ半端ではなく、冷たいというより寧ろ痛いに近いものであることを経験から申し添えます。
下湯温泉より硫黄臭が強く、つるぬる感ある上湯温泉は、竜神温泉の浴感を圧倒的に上回ると申せましょう。

十津川温泉郷におきましては、開放感という観点からはこの河原露天を白眉といたします。わたくしなど十津川訪問の際には、必ず入浴するほどのお気に入り。本心を申し上げますならば、あまり世間に知れれたくないというのが本音でございまして、都会のスーパー銭湯で満足される方々は、どうかこんな辺鄙なところにまで流れていらっしゃらないようお願い申し上げたい所存でございます。スーパー銭湯の小奇麗な脱衣場などに慣れてしまいますと、この露天風呂にある脱衣場など別世界と思えるほどの放置状態でございますので、老婆心ながら申し添える次第でございます。
十津川では随一の開放感でございます
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地元専用色の濃い浴場  (十津川温泉 南部老人憩いの家浴場)
湯けむり天使 温泉メダルをゲットしよう!     評価:★★★★  2007年 12月 23日
平谷周辺の下湯を源泉とする十津川温泉は、旅館、民宿の類が国道沿いに建ち並びますが、公衆浴場は三箇所あり、最近できた庵の湯に加え、ジモ専色が一気に強くなる蕨尾公衆浴場、またそれ以上にジモ専を強めた南部老人憩いの家浴場がございます。庵の湯の前を過ぎ、橋を渡ってすぐ右折したとこにある公民館とおぼしき建造部がそれでございまして、的は小さいけれど意外と発見し易い場所に建てられております。庵の湯ならば有料駐車場を余儀なくされる反面、こちらは無料、何しろジモ専色強烈な施設でございますために、平日の昼間から駐車場が満杯になるほど一挙に利用者が訪れることなどほぼ皆無でございましょう。

わたくしは、ガイドブックにも掲載されることのないような施設に惹かれる性分でございますので、ジモ専施設への突撃は全く苦にならず、寧ろ血湧き肉踊る感がございますが、泉質などどうでもよく小奇麗な設備でないと我慢できない方々や、子連れの方々は、間違ってもこのような入浴施設に入られることのないようにお願いしたい所存でございます。観光で十津川温泉を訪れ、とにかく温泉にでも入ろうかとお考えの方々は、庵の湯に流れていただく方が、棲み分けができてお互い好都合でございましょう。

さて、ここは老人福祉施設の色合いが濃く、新しい設備ではないもののバリアフリーが完備、スロープには昇降機など設置され、老人には優しい設計となっております。入浴料は300円と安価で、純粋に下湯の源泉を味わいたい向きにはうってつけで、当然のことながら循環装置など近代的な設備などあるはずもなく、源泉かけ流しでございます。一方でまた、冷却装置などという近代的設備もまたあるはずもなく、冷却するには浴槽に人力でホースにて加水ということになります。実際かなり熱めの湯が小さな浴槽にたたえられておりますので、冬場におきましても多少の加水は必要な湯温でございます。
無色透明で、若干つるぬる感と硫化水素臭が香る湯は優良で、ここでも生源泉を堪能でき、平日の午前中にでも伺いますと、貸切状態の恩恵に浴する可能性も大でございます。

受付の年配の女性の人当たりの良さも好印象を抱く理由のひとつ。このような施設でこそ、十津川の魅力と奥深さ、更に旅情をも感じる次第でございます。
地元専用色の濃い浴場
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冬場の湯浴みは格別でございます  (湯泉地温泉 滝の湯)
湯けむり天使 温泉メダルをゲットしよう!     評価:★★★★★  2007年 12月 21日
十津川温泉郷のうち、温泉地温泉は高温の硫黄泉が湧出し、様々な情緒溢れる民宿の他、公衆浴場もございます。滝の湯はもうひとつある泉湯と比較いたしますと、元旅館の建造物を改築されただけに規模が大きく湧出量も豊富で観光客向け、500円とやや高い入浴料に見合う内容豊富なものと申せましょう。都会では、目が痛いほどの塩素臭に苛まれるスーパー銭湯の類が700円でいささか腹立たしい思いをするのと比較しますならば、むしろここの500円はすこぶる良心価格と言えるのでございます。

山裾の斜面を利用して造られた露天風呂がやはりここでは白眉でございましょう。内湯と露天風呂はやや離れており、途中衣服を着て移動せねばなりませんが、露天風呂までの通路が男女共同でございますために、やむを得ない措置、木々の間をくぐり階段を下って清流の側に位置する露天風呂へ向かうにつれ心は弾みます。すでにその段階で、芳しい硫黄臭に包まれるのでございます。
露天風呂の浴槽自体は比較的小振りなものでございますが、湧出量に見合う浴槽が肝心でございますので、まことに妥当な規模と申せましょう。源泉は高温でありますために夏場は加水されますが、12月から3月の冬季には源泉100%という有難さ、硫黄臭もひとしおで、湯に浸かって温まり、時折身体を外気で冷やすことのできる冬季は、この温泉を利用するには最適の季節かもしれません。こんな湯に浸かりますと、温泉はやはり生源泉の限るとの思いを強くいたします。泉質重視の真っ当なご趣味の方々には不満のない湯でありましょう。

以前、露天風呂浴槽から女湯が覗けるなどの情報もございましたが、現在はそのような行為は不可能なように改善されており、懸念には及びません。
ただ、露天へ下りる階段から男湯の浴槽が丸見えであるのはそのとおりでございます。尤も、そのようなことは各地の温泉ではよくあることで、大した問題でもございますまい。気になるお方は内湯をご利用になれば結構なだけの話。各地で野湯・混浴の修羅場を踏んでおりますわたくしなどにとっては、何ほどのものでもございません。

十津川の公衆浴場のなかではジモ専というより観光客向けの施設の性格を帯び、入浴後も休憩や食事が可能です。受付の愛嬌のある女人にも心癒され、都会の喧騒を忘れさせてくれる貴重な公衆浴場かと存じます。
十津川温泉郷には外れはございません。
冬場の湯浴みは格別でございます
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典型的大衆迎合入浴施設  (極楽湯 尼崎店)
湯けむり天使 温泉メダルをゲットしよう!     評価:評価なし  2007年 12月 15日
四年ほど前に一度入浴したきりであったので、久々に赴いてみたところ、天然温泉の利用は取り止められ、井戸水を沸かしたものに入浴剤を添加した人口温泉形式に変更されていた。この12月からのリニュアルであるらしい。施設そのものは小奇麗なままで、老朽化は見られない。

内湯の主浴槽は天然温泉からゲルマニウム温浴に、露天の三つの浴槽が「湯めぐり四季彩風呂」と称したそれぞれ種類の異なる入浴剤が添加された湯となっている。私の入浴時には大型テレビが設置された岩風呂は、乳頭温泉を再現したとされる白濁湯で、湯温は若干ぬるめ。中央にある石風呂が漢方薬湯であった。漢方薬湯というのは芳香が強く、塩素臭を消し去る効果があるが、身体についた漢方薬臭がなかなか消えにくい。もっとも、入浴剤でごまかしてはいるものの、塩素風呂には変わりなく、入浴してみてちっとも有難みを感じない。
釜風呂と称する蒸気風呂がまだましな方か。

天然温泉を廃止して人口温泉にリニュアルしたのは、施設側の説明では客のアンケート結果を実現しとという触れ込みだが、どうも面妖な話だ。全国の名湯を再現したといっても所詮は人口温泉、客は本当に天然温泉より入浴剤入りの湯を好むのだろうか。それならわざわざ高い金を支払ってスーパー銭湯に行くより、家の風呂にバスクリンでも入れればよかろうと思う。私にはアンケート結果云々は表向きの理由で、実態は化石海水の枯渇若しくは利潤追求面からの天然温泉廃止としか思えない。

それでも大勢の客が利用しており、商売繁盛と見えるのは慶賀すべきことかもしれない。大衆に迎合しなければ商売にならないからである。しかし、例えば簡素で泉質重視の優れたスーパー銭湯である羽曳野の華の湯より、こちらの方が集客力に優れるのを見るにつけ、大衆が求めるものなど所詮はたかが知れていると意気消沈せざるを得ない。
少なくとも私は、温泉とは地球の恵みを身体で受ける快楽であると思うので、温泉施設において、湯船に入ってテレビを見たり、散髪をしたり、ましてやマグロの解体ショーなどを見たくはない。
微妙でございます  (神通温泉)
湯けむり天使 温泉メダルをゲットしよう!     評価:★★★  2007年 11月 25日
犬鳴山温泉から少し南に下った府道62号線沿いに見えてまいります。山深い場所ではあるのですが、道路沿いにある建物でありますので見落とすことはなかろうかと存じます。
入浴料は840円とやや高め、大型の様々な設備満載スーパー銭湯より高い価格設定でも意味があるとすれば、大型施設にはない癒し効果や泉質に優れるという利点でございましょうが、総合的に見て、微妙でございます。

脱衣場には脱衣籠しかなく、貴重品は受付近くの貴重品ロッカーに預けるのがよろしゅうございましょう。平日でもそれなりの入浴客がおられる施設で、貸切状態はなかなか難しかろうと存じます。
ここは内湯のみの施設で、露天風呂その他の付随施設はございません。小振りな内湯に長方形の浴槽がひとつあるのみで、サウナも水風呂もございません。そのような設備が必要なお方はスーパー銭湯にでも流れていただくのが好都合でありましょう。客層を見てみましても、比較的高齢の常連客に支えられているというのが実態で、小さい子供をプール代わりに遊ばせようと考えるような了見のお客は論外と申せましょう。子供も退屈すること請け合いです。

問題は泉質でございまして、天然鉱泉と銘打たれたアルカリ性の若干つるぬるの湯がひとつの湯船に注がれております。詳細な分析表は貼付されておりませんので成分の内容はわかりかねますが、肌触り良い湯であることは確かでございます。ただ、個性豊かなものではございません。近隣の犬鳴山温泉ほどのしっかりしたつるぬる感はございませんし、かけ流しを謳いながら、浴槽の底には排水口があり、注入湯量は少量で、かつオーバーフローしていないという怪しき浴槽であることを指摘しておかねばなりません。岩の間から注がれる湯と、浴槽の湯の芳香が同じというのも怪しい。尤も、ほとんど無色無臭の湯でありますので天然温泉の芳香はほとんど感じられないのではありますが。
説明書に謳われている循環湯ではなくかけ流しであるという宣伝も、その後に記載されている、湯の花を除くために濾過だけは行っているとの文言と矛盾するのでございまして、どうも疑問点が多い施設であると申せましょう。
大気の圧力や地球の自転する遠心力によって色合いが変わったり、「浸透性殺菌力」を有する成分が含まれているなどの眉唾表記はご愛嬌、まあ信じる人は信じればよい宗教みたいなもの、神通温泉というぐらいですから。

ただ、内湯の浴槽から眺める山裾の緑と川には癒し効果がございましょうし、加温されているとは申せ、40度ほどの長湯しやすい湯温が絶妙で、何より憎き塩素臭が一切しないのが優れもの、自分の身体に合うと思われるお方には好ましい温泉と写るのでございましょうが、不信心なわたくしには特段の優れた温泉とは認識できないのでございます。
平凡な公営入浴施設  (一志温泉やすらぎの湯)
湯けむり天使 温泉メダルをゲットしよう!     評価:★★★  2007年 11月 4日
図書館、保険福祉施設、パターゴルフ場などが併設する公営の複合地域施設「津市こととめの里一志」内にある温泉施設。大山田温泉さるびのに入浴後にお邪魔したところ、よく似た泉質のよく似た温泉利用法、三重県の長島や四日市方面には優れた温泉が湧出するためこちらはどうかと期待半分で赴いたところ、やはり公営の平凡な温泉施設だった。新しくできたモダンな建造物の公営温泉施設はかくも同じような温泉利用法を採るのかといささか残念ではある。これは三重県に限ったことではなく、どこも同じことなのであるが。

入浴料は550円とリーズナブルで、65歳以上の老人は350円と街の銭湯以下の料金で天然温泉に入浴できるのだから、地元の老人達にはまことに有難き施設であろうと思う。平日の夕刻にも高齢者の入浴客が大勢おられた。また、バスタオルとフェースタオルが無料レンタルだからかなりの太っ腹といえるだろう。ボディーシャンプーの類は備え付きだから手ぶらで利用できるのである。人気のあるのもうなずける。

浴槽は和風と洋風の男女日替わり利用となる。私の利用時は洋風浴槽であり、ここは内湯にかまぼこ型の主浴槽と冷泉風呂がある。比較的小振りなもので、都会のスーパー銭湯などとは比較にならない。主浴槽がジェットバスになっており、冷泉風呂はジャブジーだ。スチームサウナも併設されているが、これも小さなもの。
露天エリアは岩風呂形式で、こちらは広さに余裕がある。ベンチなども置かれゆっくりとくつろげる。また、飲泉場が設けられ、源泉を飲むことができる。あくまで飲泉場であるけれど、ここの湯だけが天然温泉の芳香に包まれる貴重なものであるため、浴槽の塩素入り循環湯ではなく、この湯を全身に浴びてみたい気分になる。

泉質はアルカリ性単純泉であるが、飲泉場の湯は存在感あるものであった。浴槽の湯は加熱・循環・塩素消毒の三点セットで天然温泉の実感というとph9.1が示すとおり若干のつるぬる感がある程度で、臭気は塩素臭のみ。はっきり申し上げて無個性な湯になっている。温泉に影響を及ぼす項目がきちんと情報開示されているところは良心的ではあるけれど。

レジャー目的で訪れるのであれば何の文句も出まい。安くて綺麗だし、他の様々な設備も揃っているから。ただ、泉質重視の温泉好きにとっては食指が動かない施設。見る影も無く源泉が加工されてしまい、魅力の大半は失せ、悲しいことだといわざるを得ない。
過剰な塩素消毒が残念  (伊賀の国大山田温泉 さるびの)
湯けむり天使 温泉メダルをゲットしよう!     評価:★★★  2007年 10月 21日
大阪方面からは、名阪国道の中在家インターで下りて一般道を20分程度走ると到着。かなり山深いところで、森林浴やキャンプにはふさわしい場所である。休日には人が多いというのもうなずける。ともかく村おこしそのものは成功したものと慶賀すべきなのだろう。ただ、村おこしのための新しい箱物温泉施設の内容については、各地の施設ともに言えることであるが、温泉施設を建設するにあたり、源泉を大事に利用しているかどうかについてはここを含めて不満点が多い。

私が利用したのは平日の午後であり、さほどの混雑はなかった。まだ新しい施設で、館内に食事処などあり一日過ごすことも可能だろう。フェースタオル付きのため手ぶらで入浴可能であることもあり、入浴料金は800円とやや高め。また下足箱のみならず脱衣場もそれぞれ100円リターン式がやや面倒でいけない。
浴室は石造りの「ささゆりの湯」及び木の香漂うと喧伝される「けさんの湯」があり、男女入替え制、私の利用したのは前者だった。

脱衣場から二階に上がれば源泉かけ流し風呂があり、早速ここを目指したが、小さな浴槽に四人が浸かっており入る余地なく、他の浴槽で身体を暖めた後に空いている時を見計らって改めて入浴してみた。
内湯、露天風呂ともに循環浴槽はかなり強い塩素消毒臭に苛まれることになる。ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉の湯は無色透明の心地よいツルヌルの浴感ではあるものの、加温・循環・塩素消毒というおなじみの三点セット、せっかくの浴感が強烈な塩素臭で台無し、空気の綺麗な田舎の小奇麗な施設で塩素にむせ返るというおなじみの悲しい思いを余儀なくされる。

小さな源泉かけ流し浴槽は人肌程度の湯温であるために皆さんいささか長湯であり、休日などに入館した日にゃ一度も入浴できずに退散ということも十分考えられる。源泉かけ流しと喧伝している以上天然温泉の芳香の人肌程度のぬる湯に天然温泉の芳香に包まれての極楽至極な入浴を期待したが、正直言って浴槽の臭気に萎えたというのが実態。確かに貯湯槽から浴槽に直接源泉を注ぎ、湯は循環させずに流してはいようが、塩素の臭気で天然温泉の芳香が消えている浴槽は源泉かけ流しの名に値しない。
湧出量から考えて温泉資源の確保の観点から循環利用はやむなしと思うが、源泉かけ流し浴槽にまで塩素を入れて温泉を殺すのはいかがかなと思う。入浴客が多いため衛生管理面からの塩素消毒であろうが、行政の臆病な面が哀しいかなこんなところに現れている。源泉は良いのに勿体ないことである。
尤も、ここでの批判は私のような源泉原理主義者の嗜好からのもので、普通に家族でキャンプなど言って温泉にでも入って帰ろうというような一般客にはいちがいには当てはまるものではないので念のため。温泉に入りなれていない人には特段の不満がでない程度の趣向を凝らしてはいる。

異才「牛乳500ml一気飲み」様の「ここには、もう行きません」の代わりに打つフレーズを畏れながら拝借させて戴きますならば、村おこし成功おめでとうございます、「大山田温泉さるびの」様の今後ご健闘をお祈り致します。
大人も子供も楽しめる  (三興湯)
湯けむり天使 温泉メダルをゲットしよう!     評価:評価なし  2007年 10月 17日
西宮を離れてからは一度も訪れたことがなかったが、昨夜久々に赴いてみた。設備もかなり陳腐化しているかと思いきや、そうでもなかった。露骨にナニワ工務店の施工とわかる近代的造作は、時代の流れに今だ耐えている。1980年代後半当時は、さぞかし時代の先端をゆく銭湯であったはずだ。細かいところはリニュアルされているし、四種類のサウナが入浴料の340円のみで利用できるという太っ腹は相変わらずである。

以前と異なっているのは、露天風呂に大型テレビが設置されたことや、円形の軟水風呂がヒマラヤ岩塩風呂になったことなど。ヒマラヤ岩塩は、浴槽の上部に容器に入れたまま設置され、そこから溶け出した塩湯が浴槽に注がれるといった仕掛けになっている。ただ、浴槽内の湯が塩辛くなるほどの塩分濃度とは程遠いということと、塩素消毒臭が避けられない湯であることは覚悟しておいた方がよい。溶け出した岩塩はせいぜいスポイドで垂らすほどの量に過ぎないから。雰囲気を愉しむだけでも良しとしなければならない。

ここでは大人が数あるサウナで汗を流すなどし、あるいは露天エリアでテレビを見るなどしてくつろぎ、子供は同じく露天エリアのすべり台付きプールで嬌声をあげるといった利用方法が普通なのだろう。浴場組合の定めている入浴料金以下の金額でこれだけの設備を堪能できるのだから貴重な銭湯だ。

これで天然温泉でも導入されればさぞかし・・・などという野暮なことは言わないことにする。
壺湯の源泉かけ流しが秀逸  (ユーバスROYAL高井田店)
湯けむり天使 温泉メダルをゲットしよう!     評価:★★★  2007年 9月 30日
ここは東大阪の工場地帯に位置し、目抜き通りでもないので少々発見し辛いかもしれないが、柳通りより一本西の道、中央大通りからすぐ南側と覚えればわかりやすい。駐車場も大きく、温泉利用者のみならず食事をするだけでも無料駐車場を利用できるのが嬉しい。
私が利用したのは9月27日の夜間で、26日から天然温泉導入との触れ込みであったためさぞかし芋洗い状態かと危惧したが、案ずるより生むが安しで、さほどの混雑はなかった。

新たに水風呂を除く浴槽に注入された天然温泉は単純泉で、さほどの個性はない。以前「べっぴんの湯」とか称した人口アルカリ性単純泉が注がれていた内湯の主浴槽や露天風呂の岩風呂も、天然温泉の湯になった。そして「ヒマラヤ岩塩」と称する何とも無個性な湯であった壺湯にも天然温泉が利用されている。そして、この壺湯のみがここでは唯一評価できる温泉利用なのである。
すなわち、壺湯は源泉かけ流しで、注入されている湯の臭気はまがうことなき天然温泉、香りは志宣野けごん温泉の芳香と近い。最近けごん温泉の源泉浴槽からも塩素臭を感知するようになったので、こちらの壺湯の方がいくらかましである。湯温もぬる湯で長湯向け。しかし壺湯は三つあり、泉質など云々しない一般客の大半は岩風呂でテレビを見ているので激しい争奪戦などなく、少し待てば壺湯の天然温泉に入浴できる。

露天の岩風呂も源泉かけ流しと浴槽の上に表記され、その下に小さく一部循環併用と書かれている。一部循環併用とはまた面妖な表記で、事実上加温・循環・塩素消毒の湯が注がれた浴槽である。浴槽の湯は露骨に塩素臭がするし、張りぼての岩につたう滝のごとき湯もまた同じである。私は「一部循環」と表記しているくらいだから、注入されているのは加工されていない源泉で半循環との意味合いかしらんと好意的に予想したが見事に裏切られた。
まあ、脱衣場の分析表にはちゃんと加温・循環・塩素消毒と記載されているから嘘ではないので文句をつける筋合いはないのかもしれないが、それにしても浴槽上のパネルは紛らわしい表記だ。これでは滝になっている湯が壺湯に注がれている無加工の湯と同じだと勘違いする人がでてきてもおかしくない。
はっきり申し上げて、ここでは温泉好きが評価できるのは三つの壺湯のみ、残りは一般的スーパー銭湯と大差ない温泉利用方法である。

そもそもスーパー銭湯に本物の温泉を求めるのが無理な注文であることなどよくよく承知している。塩サウナも乾式サウナもあるし、週替わり風呂などもあり、快適であることを認めるにやぶさかでないけれど、羽曳野の「華の湯」のような良心的施設も出現しているので、私には特段優れものの温泉施設とは認識できなかった次第。
癒されたのでございます  (あすかの郷)
湯けむり天使 温泉メダルをゲットしよう!     評価:★★★★  2007年 9月 24日
能勢の地の温泉におきましては、山空海温泉を頂点に、汐の湯温泉がかなり離れて次点で追い、その他は論外というのがわたくしの認識でございました。事実、泉質面では温泉の利用方法も含めて、山空海温泉が断トツなのには違いありませんが、癒しの総合力で山空海に匹敵する入浴空間を発見したのでございます。
あくまで山空海の前座として話の種にちょっとのぞいてみようかと入館いたしましたところ、大人の癒しに最適な、意外な実力を秘めた温泉施設でございました。

場所は能勢の野間地区の長閑な田園地帯、野間の大けやきから程近いところにある、本来は老人福祉施設ではありますが、診療・鍼灸治療・マッサージ・温泉・岩盤浴・食事・宿泊など充実した設備が一般開放されております。
天然温泉への入浴料は500円。湯は止々呂美温泉からの運び湯で、加熱・循環・塩素消毒とを加えて四重苦にあえぐ温泉利用方法でございますから、今回珍しく岩盤浴を利用し、その前にちょっと身体を暖めておこうというくらいの軽い気持ちで何等期待もせず入浴いたしましたところ、予想以上のツルヌルローション系、そのうえ嫌な塩素系薬剤の臭いがほとんどしないという予想外の浴感に、不覚にも感激したのでございます。
浴槽はタイル地の味もそっけもないもので、情緒のかけらも無く、バリアフリー付きの小さな主浴槽と気泡風呂の二つがあるのみですが、意外な温泉力に脱帽でございます。逆に、この湯を源泉かけ流しで利用すればどれだけ素晴らしいものになるのか、止々呂美温泉畏るべし!との感に囚われてしまいます。

岩盤浴も六人くらいが横になれる小規模なものですが、スーパー銭湯よりも割安で利用でき、平日などほとんど貸し切り状態だと予想できますから、癒しの度合いは高いものと存じます。廊下に設置してございます無料のハイテクマッサージ機など利用すれば、心身が疲れた中高年には最高の癒しではありますまいか。

過去のクチコミにもございましたが、一度診察を受けて鍼灸治療を行うと、三度目からは鍼灸・マッサージ・温泉と併せて500円で利用できるという信じられない良心価格、近隣にお住まいの方であればまことに有難き施設でございましょう。腰痛持ちのわたくしなど、近隣に住んでおれば常連間違いなしでございます。

ここはあくまで老人福祉施設であり、一般の入浴施設と一線を画して利用すべきでございましょう。子連れでスー銭へ赴く風情で利用するなどもってのほかでございまして、心身を癒したい大人が静かに訪れるべき類の施設であります。
係員の対応も、人間本来の親切さが表れたような癒される対応で、スーパー銭湯やハンバーガーショップの類のようにマニュアルに沿った丁寧さとは対極のものでございます。これだけでも心休まると申せましょう。

わたくしは心底癒されました。再訪問確実でございます。
癒されたのでございます
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最良のスーパー銭湯でございます  (華の湯)
湯けむり天使 温泉メダルをゲットしよう!     評価:★★★★★  2007年 9月 23日
わたくしがスーパー銭湯を高く評価するのは滅多にないことでございます。良質の温泉を良心的に提供して頂ければそれで十分なのですが、大概のスーパー銭は湧出量に見合わぬ大型浴槽をしつらえたあげく、何日も使い回した湯を循環器にかけて大量の塩素を投入して、露天風呂だの岩風呂だの樽風呂だのに注ぎ込んで雰囲気だけ一人前の噴飯物の施設が大半、これでは天然温泉を標榜する意味がございませぬ。
そんな凡百のスー銭を他山の石としてか、羽曳野の地に優れものの施設が誕生したのでございます。

ここはスーパー銭湯としては小振りではございますが、食事処や岩盤浴や理容施設など、本来温泉に無関係な設備を備えていないためであり、寧ろすがすがしい雰囲気を醸し出しております。今年オープンした新しい施設であるため、どこもかしこも小奇麗ではございますものの、高級感を求めれれるお方には、少々物足りなく感じられる恐れなしとしません。例えば尼崎の「湯の華廊」の如き高級感はございません。寧ろここはそういうものでは勝負しないことを主張するすがすがしさが感じられ、わたくしは好感を抱くのでございます。

ずばり、この施設は源泉を加工することなしにそのまま浴槽にかけ流すことを主眼とし、凡百のスー銭のごとく小さな源泉かけ流し浴槽をアリバイ的にしつらえるといった遣り口とは異なります。湧出温度が43度というのも湯に加工を施す必要がなく絶妙と申せましょうし、浴槽に申し訳程度に源泉を注入するというのではなく、上からも浴槽の下からも源泉が注入されているという手法には敬服いたします。

石風呂と檜風呂のうち、前者を例にとりますと、露天エリアに一人サイズの天然石くりぬき風呂というのがございまして、ここではパイプから絶えず源泉がゴボゴボ音を立てながら注入されており、他の浴槽が黄緑色に変化している湯の色合いがここでは透明のままで、新鮮さも格別、そのため湯温が湧出温度に近く熱めであり長時間浸かり込む人もいないのがまた好都合、一押しの浴槽でございます。地上に湧き出してから時間が経過していないというのも温泉を味わうにつけ重要な要素でございますから。ここで新鮮な湯を堪能したいのならば、檜風呂では檜樽風呂になりましょう。ここも浴槽が小さめであり、湯がすこぶる新鮮でございます。

それ以外の浴槽でも、内湯の循環濾過を施した浴槽を除いて、すべて天然温泉をかけ流すシステムの浴槽でございますので、良質の天然温泉を堪能したい向きには最良のスーパー銭湯と申せましょう。高張性のナトリウム・カルシウム・塩化物温泉は、西宮の「クア武庫川」の個性的な湯を若干希釈した類のものと考えればよろしかろうと存じます。白湯と判別し難い循環湯を天然温泉と標榜している施設の湯とは全く異なる存在感ある塩湯を堪能できます。
ごく泉質にはこだわらないごく普通の趣向をお持ちの方にも、サウナや機能バスの類を一応全て備えておりますので、泉質重視とは申せ、一応は全方位外交を採用されている次第、泉質にこだわらないと申される方にこそ他の施設と入り較べていただきたく存じます。
情報開示も良心的で、浴槽を色付きでビジュアル表示し、温泉に影響を与える項目につきわかりやすく表示されております。

スーパー銭湯もやればできるもの。現状では関西圏内で最良の良心的スーパー銭湯であると存じます。


最良のスーパー銭湯でございます
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濃厚炭酸鉄泉の魅力  (花山温泉)
湯けむり天使 温泉メダルをゲットしよう!     評価:評価なし  2007年 9月 22日
花山温泉の魅力は源泉の魅力に尽きる。関西では屈指の濃厚極まりない炭酸鉄泉が手付かずのまま味わえる魅力以外にない。施設そのものは老朽化しており雰囲気作りに長けた施設ではなく、客筋もまあその、お世辞にも洗練されているとも言えず、昼間の入浴料は普通のスーパー銭湯より高い。たびたび引き合いに出して悪いが、同じ和歌山県の「蔵乃湯老鶴館」などと正反対の趣向の施設なのである。一切湯を加工せず源泉そのものの魅力で勝負する花山温泉に対し「蔵乃湯」は加工に加工を加え、良質な雰囲気作りに付加価値を与えて客を呼ぼうとする手法、温泉に入ることは地球の恵みを全身で感受すること考えている私などにとっては、余計な加工が気に入らない。雰囲気作りなどは本質から外れた枝葉の問題に過ぎず、本来は本筋の泉質を最優先すべきはずなのだ。さもないと貴重な温泉資源が勿体無い。
上に挙げて比較した二つの施設はいずれもここのサイトのクチコミで評価が高いが、温泉に入り慣れていない一般の入浴客は「蔵乃湯」の評価が高く、花山温泉を高く評価するのは温泉好きの方々である。温泉好きにはこの花山温泉、何度来ても他では得がたい魅力がある。

私がここを利用するのは料金が600円に下がる4時半以降なのだが、客筋はさすがにジモ専の傾向がやや強い。非加熱源泉浴槽に長時間座り込んでしゃべり込む中高年が目立ち、それなりに苦労させられるが、浴槽が狭いわけでもなしいつまでも空きスペースが発生しないこともなく、贅沢極まりない温冷交互浴が味わえる。
私は最上段にある三角形の二人用くらいの38度の低温風呂が好みであるけれど、ここはさすがに競争率が高い。浴槽が小さいために源泉注入率が相対的に高くなり、湯が大浴槽より新鮮だからである。まあ、いずれの浴槽においても、非加熱の源泉が注入されており、純粋のかけ流しを味わえる。
飲泉も可能だが、円山温泉並みのエグさに源泉ではうがいがせいぜいだろう。実際非加熱源泉浴槽で、注入口の源泉を口に含み豪快にうがいをして、ガラスサッシを開けては吐き出す下品な御仁が相当数居られるが、まあここでは許せる範囲だろう。

熱い湯ばかりなら湯に浸かる時間はそう長くないだろうが、ここは非加熱源泉浴槽があるために、滞在時間の大半を湯に浸かって過ごすことができ、関西では最高の温冷交互浴を味わえる。まことに貴重な温泉施設であると云える。
濃厚炭酸鉄泉の魅力
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