口コミ一覧 (口コミ最新投稿日:2017年10月15日)
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小諸方面から車を飛ばして、日帰り対応時間ギリギリに到着したにも関わらず気持ち良く日帰り入浴させてくださいました。
御蕎麦を出す食堂を抜けて、建物の複雑な廊下を通った先にあったのは鄙びた秘湯の極上な湯でした。
間に合うかどうか?必死になってたどり着いた温泉は、特に温かい湯でした。
11人が参考にしています
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明治2年創業の歴史ある宿。鹿沢温泉は大正7年の大火で大半が焼失、旅館のほとんどは他の場所に移ったが、紅葉館のみ当時の鹿沢温泉の場所に存続し、現在は一軒宿である。一軒宿の秘湯という佇まいにまず魅かれる。尤も、国道沿いの立地は秘湯という雰囲気には若干遠いのではあるけれど。
そば屋とおぼしき入口から立ち寄り湯を請い、食事場所となっている座敷を抜けて浴室に向かう。浴室の造作はすべて木造の年季が入ったもので、四角い湯舟も木の淵で囲まれまことに良い雰囲気を醸し出している。湯舟の源泉湯口の周辺は珊瑚のごとき析出物がこびりつき、まがうことなき濃厚な温泉成分を示す。男女の仕切り部分には火を囲んで踊る女人の神話的レリーフが彫られ、湯治場の雰囲気を深めている。決して広くない浴室にはカランやシャワーなど近代的入浴設備など一切無く、4、5人入れば一杯になる湯舟がひとつあるのみだ。昼間の入浴でも浴室が薄暗く、こげ茶色の木材の壁と床に囲まれ、侘び寂びの湯治場の雰囲気に浸ることができる。こんなところでシャンプーを使いたいなどという気分にはとてもならない。ただただ静かに湯に入って湯を堪能したいという謙虚な気分になる。
湯舟に注がれている源泉は「雲井の湯」と銘打たれたマグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩泉。湧出温度は44度ほどでよく温まる湯だ。打たせ湯もあり、これは「龍宮の湯」という別源泉のぬる湯だ。また常時冷水も出ており、のぼせた身体をクールダウンすることもできる。かのようにここでの温泉の使い方はすこぶる原始的、そこがまたよろしいのである。
湯舟の湯の色合いは微白濁の薄い緑灰色で、赤褐色の湯の花が舞う。草津や万座の白濁した強烈な硫黄泉に入浴した後にこちらに寄ったため、すこぶる優しい湯に感じられ、出汁昆布のごとき味覚と金気臭にすこぶる満足した。湯温も激熱ではなく私にはふさわしいもの。短期間の立ち寄り湯では勿体無く、湯治に来たいと思わせる極上湯と落ち着いた雰囲気だ。加水・加温・塩素消毒・循環という温泉を殺す所業とは正反対の完全放流式を採用しているのが何よりも素晴らしい。
入浴のみなら500円。今回は1100円の盛りそばとのセットを選択したが、これはお奨めである。大阪の堂島で蕎麦の修行をされたご主人が、大阪堂島「喜庵」の暖簾分けを受けて当地で営業しているもので、すこぶるコシの強い極上の蕎麦を堪能できる。蕎麦湯がまた格別だ。
レトロな湯治場全とした浴室と極上の湯、それに旨い蕎麦を併せて私はすっかり魅了された。15人が参考にしています
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以前の廊下がきしんでいた建物を壊し、ロッジ風にモダンにリニューアル。 全室トイレ、シャワー付きらしい。 風呂は日本温泉協会の温泉利用証 すべて★5
入浴料は500円だが、もりそば入浴セットで1100円とお得。
雲井の湯 マグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩泉 かけながし
47.5度 pH6.8 酸化還元電位 (ORP) マイナス39 (2013.8.31)11人が参考にしています
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日本秘湯を守る会会員の宿。日曜日の午後、日帰り入浴してみました。本来は16時で日帰り入浴は終わりのようですが、電話してみたら大丈夫でした。ご主人のご好意に感謝しつつ、入浴料500円を払って、館内へ。湯小屋まで、鄙びた建物の廊下を進み、内湯「雲井の湯」へ。6人サイズの木造り浴槽には、ささ濁りのマグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩温泉が満ちています。板張りの床に、サラサラとオーバーフロー。茶色の湯の花も、舞っています。鉄サビ臭がすごく、口に含むとエグイ味。43℃位の熱めで、PH6.8ながら、キシキシ感はありません。かけ流しの良泉を、貸切状態で楽しめました。
11人が参考にしています
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去年オープンした蕎麦屋以外何もない一軒宿。建物は至る所に改築した後が見られるが、レトロな雰囲気だ。炭酸水素塩泉の緑がかった湯に茶色い湯の花、最高です。食事は川魚、合鴨の煮込み肉、岩魚の塩焼き、牛フィレ生姜焼き…ご飯が殊の外美味しく食べられます。サービスは構いすぎず、やりすぎずでちょうど良い距離感でした。ただ風呂は本館にあり、泊まる所である道を挟んだ別館から歩かねばならず冬はちと寒いかと。まあ雪を味わうのも風情です。近くにはスキー場がいくつかあり、また登山できる山もあるので四季を通じて楽しめそうです。コストパフォーマンス、食事、湯、文句なしの5をつけました。
8人が参考にしています
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お盆休み1泊2日の旅、2日目…1泊した四万温泉を出発。この日、花火大会のある諏訪湖に向かう途中に、たまたま通りかかった『紅葉館』…ヒョイッと立ち寄りました。ここでのクチコミは見ていたので、ある程度想像はしていたのですが…想像以上に良かったなぁ~(^^)なんだか郷愁をさそう館内。独特の雰囲気の浴場。そしてかけ流される温泉。癒されました。ほんとに癒されたぁ。懐かしさを感じさせてくれる素晴らしい鹿沢温泉『紅葉館』に間違いなく、☆5つです。
10人が参考にしています
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お世辞でなく見た目が日本秘湯を守る会の宿です。日本秘湯を守る会の宿がコジャレていくなかしっかり日本秘湯を守る会のイメージを守っていることに好感をもてます。尚、泉質も日本温泉協会のオール5の湯です。秀逸です。
3人が参考にしています
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夏山登山の帰りに寄ってみました。
土曜日早朝の湯ノ丸山は、登山客もまだ出そろっていなくて、頂上では数組。360度の展望で、槍、穂高、八ツ、富士山がよく見えました。たくさんの高山植物も満開で、夏山の醍醐味を十分、堪能しました。
帰りに寄ったのがここ。大正年間に京大登山部の合宿で使われた伝統の温泉で、雪山讃歌がここで生まれたというのは、はじめて知りました。
湯室に降りてゆく長い廊下が、情緒たっぷりで、木の湯船、木の洗い場は、ひなびたいい感じです。午後も早い時間だったので、湯船でもゆったりと浸かることができました。
湯上りにソフトクリームが欲しかったのですが、ここには無くて、地蔵峠まで戻って、木イチゴのソフトを食べましたが、これが絶品。
夏山の一日、最高の山と温泉を満喫しました。4人が参考にしています
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2008/8/2*① 早朝の爽やかな軽井沢を抜けて、ルート18から鹿沢へと向かいます。横川S.Aで、峠の釜めしの朝ごはんをとったりして、もうとても気分が良いのでした。
これから、昨夜急に行こうと思い立った紅葉館を訪ねます。時間は少し早いのですが、入浴を受け付けていただき、浴室のドアを開きます。入る前から静かに盛り上がってしまう、素晴らしい浴槽です。いつ頃からここにあるのでしょうか・・・
生まれたままに流れ出ている、ピュアなお湯ですから熱いです。何度も掛け湯をしてから、少しずつお湯に沈んでいきます。少し鉄っぽい香りがし、湯の花がたくさん泳いでいます。大きいものを見つけると、いつものように指でもてあそんでいます。熱くなると浴槽から出て、冷水を顔や体に掛けて正気を取り戻し、また湯に沈むのでした。
ここでは水力発電をしているとのことで、より自然に近い感じがしていいですね☆
心が満ち足りる上等なお湯と、素晴らしい浴室の雰囲気・・・本当に素敵な朝の時間を過ごしました。この後、また極上の場所へと車を走らせます。
4人が参考にしています
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冬季にお邪魔しました。
峠道沿いに建っているのですぐに分かりました。
少し早めに着いたのでしょうがないのかもしれませんが、部屋の暖房がされてなく、しかも中々温まらずしばらくは部屋で震えていました。
それでも楽しみの一つ温泉へ。
細い廊下をくねくね行くと少し癖のある臭いが立ち込めています。
色は少し緑白色でかけ流しのようです。
シャワーなどはなく汲み桶を使って体を洗うようです。
少し熱めの湯はぬめり感もあります。
風呂から上がり又くねくねと部屋へ戻ると寒さが気になりません。
さすが温泉、芯から温まるようです。
夕食はロッジのような木で出来た長テーブルに泊り客が並びます。
揚げたてのコロッケが美味しかったです。
宿の人たちの応対も良かったです。
ただ個人的には設備の古さがチト、、、
秘湯を求めておられる方にはお勧めの宿です。2人が参考にしています
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古風な建物に一歩はいると目に付く秘湯を守る会の提灯。思えばこの提灯も久々と思いつつ、受付で茶髪のお兄さんにご挨拶。
俗に言う秘湯とはいい難い環境ですが、ここから浴室までの道程がむしろ秘湯感たっぷり。
増改築を重ねたであろう、高低差あり、突き当たり連続の廊下は今にも床が抜け落ちそう。暖房も効いているはずもなく、自然とお湯に対する期待感は最高潮に。
浴室は2メートル四方の内湯と意外にも打たせ湯が。お湯は緑色に濁ったナトリウム・マグネシウム炭酸水素塩泉。浴室もかなりくたびれ気味ですが、勿論源泉掛け流し。湯船の大きさの割には注入量が多く、オーバーフロー度も床に波立つほどの贅沢さ。湯温も適度で運良く貸切状態。秘湯の名に決して劣らぬ空間でした。4人が参考にしています
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湯の丸高原から群馬県側に少し下ったところにあります。かつてはこのあたりに温泉宿がたくさんあったそうですが、大正7年の大火で焼けてしまったそうです。その後、紅葉館だけがこの場所に再建されました。「雪山賛歌」が生まれた宿としても有名です。
紅葉館は、建物、館内の様子、お風呂、どれをとっても秘湯の雰囲気がたっぷりの宿です。玄関を入り、狭い廊下とたどり、階段を少し下りたところに浴室があります。脱衣場、浴室ともにたいへん古いもので、こぎれいではありません。浴室には木造りの小さな湯船がひとつあるだけです。カランもありません。湯船のお湯とは別の源泉が打たせのように竹筒から落とされていて、それがカランとシャワーを兼用しているようで、脇にシャンプーとボディソープが置かれていました。男湯の浴室の壁には不思議な壁画がレリーフで描かれています。この浴室の雰囲気を味わうだけでも訪れる価値はあると思います。
肝心のお湯ですが、やや緑がかった濁りのある湯が、放流式で惜しみなく注がれています。浴槽の木枠には温泉の成分が付着しています。泉質はMg・Na炭酸水素塩温泉で、硫黄のにおいがあり、なめてみると、炭酸の刺激とともに少し金気味を感じました。肌触りはやわらかで、浴後はすべすべした感じが残ります。やや熱めの湯なので、ぬる湯がお好きな方には向かないかもしれません。秘湯の雰囲気を満喫したい人はぜひ訪れてみてください。5人が参考にしています
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