今回は神津島の温泉をご紹介。前々回の近況報告でも書いたとおり、つい先日も神津島に写真を撮りに行って来たのだ。ここの観光協会の前会長(つい先日会長を引退したそうです)のSさんは、「今日本で一番東京諸島のことに詳しいのはあんただ」とお墨付きをくれた方なのである。ははは。
そのおかげかどうかは知らないけれど、また「神津島にいって天上山に咲いている山の花を撮影して来なさい」という仕事を下されたのであった。この仕事が、結構ギャラがよくってねえ。ウハウハですわ。えへへへへ。
神々の水配り伝説が残る島
まず、ナゼそもそも神津島という名前なのかといえば、読んで字のごとし、神々が集う島だからなのである。この島には古くから「水配り伝説」というのが伝わっている。
その昔、伊豆諸島の島々の神様がこの島に集まって会議を開いた。議題は、命の源である「水」をどう分配するかに付いてである。で、どうしたか。実に短絡的だが、明日の朝、先着順に配ろうということになったらしいのである。
で、一番に来たのが御蔵島の神様。ついで新島、八丈島、三宅島、大島と水を配り、最後に利島が来た時にはほとんど水が残ってなかったそうな。
で、怒った利島の神様が残り水に飛び込んで暴れたらしい。というわけで、四方に飛び散った水が、現在、神津島のあちこちにある湧き水になっているとか。この話がいかにもまことしやかなのは、現在も御蔵島にはよい水が豊富に湧いていて、利島には全然水がなくて雨水をためて使っているということである。なんたって、東海汽船の夜行船で使っている水は全部御蔵島で汲んでいくんだとか聞いた。御蔵島にもいったことがあるが、確かに水は豊富でうまい。温泉はないのだが、イルカが海岸から数メートルのところで群れ泳いでいて、ドルフィンウオッチングがダイバーに人気である。
サザンにも歌われた神津島のジュリア
さて、実は先日「お前の島の話がサザンの『夢に消えたジュリア』という歌の内容に似ているぞ」という指摘をいただいた。だが、世事にうとい僕は、肝心のその歌を聞いたことがないのだった。
聞くところによれば、日本航空のCMソングで、神津島の「おたあジュリア」のことを歌った曲だとか。
この「おたあジュリア」というのは、徳川家康のキリシタン禁止令に背いたかどで神津島へ流され、殉教の生涯を遂げた韓国人女性のことで、神津島にはそのお墓もある。また、神津島の中心地である前浜海岸を見下ろす高台にジュリア記念碑という巨大な十字架も立っている。この十字架のところは眺めが実にイイから、ぜひ足を運んでみて欲しいところだ。
[ 次へ ]