首都圏を代表する大歓楽温泉地・熱海が今、黄昏れているらしい。
熱海といえば、かつては新婚旅行のメッカだった。僕のおじいさんの時代の話だ。海に面して大旅館が立ち並び、山の斜面に沿って、これまた宿が点在している。
十年くらい前に熱海を訪れたときには、夜になるとそれらの宿のネオンがきらびやかにまたたき、高台の道路沿いから見ると結構見事な夜景だったことを覚えている。
その熱海が、最近元気がないらしい。これはひとつ、どんなもんか調べにいって来なければイカンナァ、というわけで、友人をともなって、1泊熱海旅行と相成ったのだった。
海岸べりは親水公園として整備されていた
取材日は5月の末、ちょうど話題の熱海花博の最終日だった。そのせいもあってか、温泉街に着いてみると、結構たくさんの人が歩いている。なんだ、結構活気があるジャン、などと思いつつ、海岸沿いに立ち並ぶ宿に目をやると、外壁がやや薄汚れいたりして、ほのかに寂しげなムードが漂っている。
だが、これは海辺の温泉の宿命というやつで、潮風をもろに浴びるので、外壁の傷みが早いのである。外から見ると古そうだなぁ、と思っても、中に入ると結構きれいな宿が多いのが海辺の温泉の特徴である。
その熱海の海岸べりも今は親水公園としてキレイに整備されていて、遊歩道などもある。かつて観光協会の建物があった場所は交番になっていて、現在の観光協会はその親水公園の真ん中に、その名も「ワカガエルステーション」という名でキレイに建て直されていた。伊豆は結構訪ねているのだが、熱海はいつも素通りだったので、今回の変貌ぶりにはちょっと驚いた。なかなか頑張っているじゃないの。
話題の花博は大にぎわいだった
このコラムがアップされる頃にはとっくに終わってしまっているのだが、せっかくだから花博に足を運んでみた。取材当日はあいにくの曇り空だったが、日曜日ということもあって、かなりの人でにぎわっていた。
なんたって駐車場がドコモかしこも満車なのである。たいしたもんだよ熱海花博。しかし、近くにいた警備員さんと世間話をしているときに聞いた話(これを取材といいます)によると、予想よりは入っていないんじゃないかなぁ、とのことだった。ふーむ。なかなか難しいものだよなぁ。まぁ、入場料金が当日券で1800円というのはちと高い。そのあたりにも原因があるのかも知れない。
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